一の宮の家03/中心にある吹き抜けを囲む家(ゼロエネ住宅)

  • 所 在 地 :静岡県富士市
  • 竣  工:2015年9月
  • 構  造:木造SE構法 地上2階建て
  • 延床面積:113.34㎡ (34.29坪)
  • 敷地面積:134.86㎡ (40.80坪)
  • 備  考:H26ゼロエネルギー住宅 耐震等級3 長期優良住宅 

 

子どもの頃からの友人の母の家

施主は子供のころからの友人の母親です。同敷地内に友人夫妻も別棟で住んでいますが、親が住んでいた古い家屋の建替えです。建替えですが、隣地の敷地に建てて古い方はその後に解体するという段取りでした。

この友人とは実家が100m位しか離れていないので、子供のころから何百回となく行き来してきました。古い家屋も親もよく知っている関係だったので、感慨深いものがあります。当面は母親一人で住みますが、将来は友人夫妻もそちらへ移ることも考慮した設計となりました。

中心に吹き抜けを要するゼロエネ住宅

省エネで冬が暖かい家を求められた事と、タイミング的に国土交通省のゼロエネ住宅補助金が申請できたので、H26ゼロエネルギー住宅の基準にあう高気密高断熱の住宅です。もちろん静岡県に建つので耐震等級3で頑丈な建物として木造SE構法を選択しました。

建物中央部分には2階の渡り廊下を配置して、真ん中に階段も含めた大きな吹き抜けとなっています。ゼロエネ住宅の計算ではリビングの吹き抜けは不利になりますが、サッシなどで工夫してゼロエネ基準を満たしています。それゆえ、南の大きな窓から冬は燦燦と太陽光が入ります。観葉植物もよく育つと施主から喜ばれています。

また、2階バルコニー広く深い屋根で覆われ、2か所から出入りでき、洗濯物が多少の雨でも心配なく干せられるようになっています。

2020年10月12日